実験医学 キーワード集 検索へ行くボタン

hybridization complexity

マイクロアレイでハイブリダイゼーションを行う場合,各スポットにおけるシグナル強度とその均一性は,スポットされているDNAの配列が特異的でありかつ多種類である場合に高い効率を示す.これは,サンプルDNA(またはRNA)に含まれるさまざまな配列がスポットDNAのさまざまな相補配列に特異的に結合できる(complexityが高い)ことに起因する.短いオリゴヌクレオチドをスポットしたアレイでは,数十塩基の配列にこれに相補のサンプルDNA(またはRNA)がハイブリダイゼーションするのみ(complexityが低い)であり,シグナルの評価には補正等が必要となる.(バイオテクノロジージャーナル73より)

新世代マイクロアレイ

稲澤譲治/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです